秋田に医工系の新ビジネスを!

コンソーシアム会見
三者間連携支援コンソーシアムの記者会見。左からアクトラスの眞田慎代表取締役、秋田銀行の新谷明弘頭取、三者連携支援コンソーシアムの藤盛紀明会長、秋田県の中島英史副知事、北都銀行の笹渕一史常務取締役、アルファシステムの佐藤嘉晃代表取締役

首都圏でふるさと秋田の産業活性化に取り組む秋田産業サポータークラブ。その創設メンバーで会長を務める藤盛紀明氏(写真の左から3人目)が目下精力をつぎ込んでいる「三者間連携支援コンソーシアム(企業連合)」が4月、始動しました。

三者とは、秋田大学、東京工業大学、秋田県医師会のことです。コンソーシアムについて語る前に、まず「三者間連携」について少し説明しましょう。

秋田県は、高齢化で日本のトップクラスを走っています。人口減少も激しく、最新の調査で男性の健康寿命が日本一短いというがっかりなレッテルまで貼られてしまいました。

この三者間連携は、そうした超高齢化社会への対応や長寿・健康に資する取り組みを、秋田大学、東京工業大学、秋田県医師会それぞれが医理工分野に持つ強みを生かし、連携して推進しようというもので、昨年3月に立ち上げられました。

ある意味、人口減少が日本一、生活習慣病の多さでもことごとく日本でトップクラスという秋田県の「先進性」(?)がゆえに生まれた連携です。

多くの人々の想いが詰まった計画だ(秋田大学作成)

昨年夏のキックオフイベントでは両大学が現在取り組んでいる研究として、「先端共同研究による医用工学のイノベーション」「非接触型振動センサーによる心拍・呼吸遠隔管理システム」「微生物を活用した健康・長寿食品の研究開発について」が紹介されました。タイトルをだけでは、何のことやら・・・ですが、いずれも生命科学や医療に関する最先端の研究だそうです。(ご興味のある方はリンクを開いて詳細をご確認ください。心拍・呼吸遠隔管理システムの資料は公開されていません)

医工分野における両大学連携の可能性があるテーマ
秋田伝統の発酵食品にはさまざまな活用の道が考えられる

三者間連携支援コンソーシアム

ここでようやくコンソーシアムが登場します。これは、秋大と東工大の最先端の研究成果を新たなビジネスに結び付けるため、秋田の企業が力を合わせるための仕組みです。一方、研究者と企業の情報交換の場を設けることで研究者に産業界が欲していることを伝えたいという願いも込められています。藤盛氏が会長に就任、秋田銀行、北都銀行が副会長として支援します。

藤盛会長は、「日本一の人口減、高齢化率、成人病の多いという秋田の現状を逆手にとって医療・介護分野で世界的な技術開発・商品化・事業化に結び付けたい」と語りました。秋田には発酵などバイオ分野で知られざる優良企業が多いので、現在秋田大学や東工大と連携している企業を中心に声を掛け、多くの地元企業が参加してくれることを期待しているそうです。

コンソーシアムに参加する企業は、共同研究成果の実証試験や試作、商品化に参加することができ、最先端の研究情報に接する機会を得られ、関連分野の講演会や見学会にも参加できます。また、研究者に対し、社会が求める新たな製品についての提案もできるでしょう。

参加企業の取りまとめ役である幹事会議長は、秋田市の医療情報システム会社アルファシステムの佐藤嘉晃社長が務めます。

サポータープロジェクトの「医工連携」

また、産業サポータークラブが秋田県庁と共同で毎年1つテーマを決めて、県の事業として進める「サポータープロジェクト」も、今年度は「医工連携」をテーマとします。日経メディカル開発顧問で、サポータークラブの鯨岡修副会長が県とともに委員会を設置、このプロジェクトを主導します。

すぐに成果が出るものではないかもしれませんが、この3つのプロジェクト、末永く見守っていきたいと思います。

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■ コンソーシアムにご興味のある方は、アルファシステム(018-853-1120)にご連絡ください。

■ コンソーシアムのfacebook: https://www.facebook.com/ATACAKITAsince2018/

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