基本理念は”人財”育成

若手にも積極的にチャレンジさせる社風

「私たちは、ただ運ぶだけで終わらない、付加価値を提供する総合物流企業です」と力強く語るのは、能代運輸株式会社(能代市)の與語奨太(よご しょうた)専務取締役だ。同社は1950年に創業して以来、秋田港と能代港をハブとして、海上コンテナ輸送をはじめ、港湾物流、火力発電所業務、米穀一貫輸送、秋田杉一貫輸送など幅広く事業を展開してきた。今回の取材では、経済産業省の「地域未来牽引企業」にも選定され、北東北ではトップクラスの売上を誇る総合物流企業の魅力に迫っていく。(取材日2019年10月29日)

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インタビュー

一貫輸送体制における対応力と自社戦力へのこだわりが最大の強み

(左)與語奨太専務取締役 (右)池端文悟総務課長

― ただ運ぶだけで終わらない、会社の総合力がうかがえますね。

與語専務:弊社の事業は、「貨物自動車運送事業」、「港湾運送事業」、「倉庫業」、「米穀事業」、「通関業」、「船舶代理店業」など多岐にわたります。運ぶものの種類や運送方法もそれぞれ異なりますが、ただ運ぶだけではなく、搬出、積込、入庫、加工袋詰め、検査、仕分、保管といった前後の工程も広くカバーしていて付加価値をつけることにこだわっています。米穀輸送では、徹底した品質管理のもと、物流企業としては全国第1号として米穀検査を実施していますし、秋田杉の輸送では、原木の伐採・集材・搬出を行うほか、地球温暖化対策として木質チップを発電所に供給しています。弊社ではこのように、「運送」に付加価値をつけて、お客様と時代のニーズに合わせたサービスを提供しているんです

H29年度「地域未来牽引企業」に選定
オフィスに入ると温かく迎えてくれた
船内沿岸荷役・通関・船舶代理店・倉庫保管・運送まで、輸出入をスムーズに進められるトータル物流を展開している

― 御社の強みを教えてください!

與語専務:弊社の強みは、前述した一貫輸送体制(ワンストップ)と、自社戦力にこだわっている点です。大手企業の多くは外部リソースを活用していますが、弊社は効率的かつ一貫した質の高いサービスを実現するために、人材をはじめとした戦力を自社で賄っています。例えば、米穀検査では、農水省指定の公認検査員を自社で一から育成し、現在は15人ほど在籍するまでになりました。その中で、「検査→仕分→保管→配送」という一貫サービスをすべて自社戦力で提供できています。他にも海上コンテナ輸出で、工場から機械の搬出~梱包~コンテナへの積込み(バンニング)~輸送~輸出通関手続きまで一貫して行っています。

米穀検査員は自社で養成し今では15人在籍しており、女性も活躍している

経営の最大資源を「人財」と考え、人材育成を重要視

― 経営の最大の資源を「人財」と考え、人材育成を大切にしていると伺いました。

池端総務課長多種多様な研修を開催しており、新卒研修では、マナー研修やワークショップを通じて、コミュニケーションスキルやビジネススキルを身につけてもらいます。3ヶ月おきに新卒フォロー研修を実施して同期との関わり、職場での変化や困りごとなどを聞く場を設けたり、外部セミナーなどを利用したりして、定着率を上げるように努めております。また、新卒だけでなく、中途採用の研修や、他にも多くのスキルを身に付けてもらう内容の研修を実施しています。

業務上必要となる資格については、取得費用を全額補助する資格取得支援制度や資格手当など、社員が長期的にキャリアアップしていける体制を整えています。また、福利厚生の一環として、6種類の表彰制度があり、永年勤続表彰や優良従業員表彰をはじめ、ドライバーが配送先で次のビジネスにつながるような有益な情報を得た場合には情報提供表彰を付与するなど、社内独自の表彰制度も多数あります。

若い人にはどんどんチャレンジしてほしいと語る與語専務

與語専務:また、ドライバーをはじめ、現場で働く社員はお客様に一番近いところで働いているので、「一番の営業マン」だといえます。その最前線で働いている社員がだらしないと、取引先からは会社全体がだらしないと思われ、その悪い印象が定着してしまいます。身だしなみやマナーをしっかりした上で、与えられた仕事を全うすることにより、またお客様からお仕事を頂けるわけです。これは、非常に大事なことで、全社的に力を入れて指導しています。

― 福利厚生として、社員やその家族が集う機会も多いそうですね。

與語専務毎年、社員とご家族に感謝を込めて、家族新年会や家族レクリエーションを開催しています。家族新年会は今年は450人前後集まり、家族リクリエーションでは「盛岡さんさ踊り」や湯沢の「うどんエキスポ」に行っています。社員が仕事にしっかり取り組めるのは、ご家族の協力があればこそという思いで家族ぐるみの行事を長年開催しています。

― 求める人物像を教えてください。

與語専務コミュニケーションスキルや反応を見ています弊社は「指示された通りに動く人材」よりも「自分の頭で考え行動できる人材」を評価しており、社員にはどんどんチャレンジしていってほしいと思っています。仕事は自分たちでつくっていくものだという認識を社員にもってもらい、上司もそれを理解した上で、仕事の面白さを伝えていく役割を担っています。

池端総務課長:約15年続いている弊社の取組なんですが、トヨタ式を参考にムダの取組を行っています。社員がいつでも、ムダだな、効率が悪いな、こうした方がよくなるなどという意見が出せる仕組みとなっています。その中から週1回ひとつのムダを取り上げて、「なぜ」を繰り返していき、改善可能なレベルに落とし込みます。日本人は会議での発言が苦手と言われて久しいですが、この場ではみな活発に意見を出し合っており、社内のコミュニケーション量の増加にもつながりました。3カ月に1回は最も改善効果のあったムダを選び、ムダ提案表彰も行っています。

與語専務:これからは、ひとつの専門性にとどまらず、多種多様に対応ができる人材を育成しようと考えています。例えば、倉庫管理をしながら大型トラックのドライバーとして活躍するなど、社員がスキルの幅を広げるサポートもしていきたいですね。人口が減少している中で若い人の重要性はますます高まってきており、活躍する場も増えていくと思います。色々チャレンジしてみたい方は大歓迎ですし、それができる環境はしっかり会社が用意します。

仕事とプライベートを両立できる環境がある(若手インタビュー)

ここからは若手社員のインタビューということで、クレーン操作をする人に合図をする「合図員」のお仕事をする能登一晟(のと いっせい)さんに仕事のやりがいや秋田で働き、そして暮らすことのよさなどを伺いました。

能登さんは2019年入社の2年目で19歳(取材当時)

― 会社に入ろうと思ったきっかけを教えてください。

もともと私は事務職志望で、事務職求人に応募したのですが、職場見学のときにトラックの助手席に乗せてもらい、一般車と比べて高い席からの見晴らしがよく、「これに乗りたい」と思ったのが入社の決め手です。

― 職場見学に行って、やりたい職種が変わったんですね。今はどんな仕事をしていますか?

大型免許の資格取得には普通車免許取得から3年が必要なので、今は主に「合図員」と呼ばれる仕事を、能代港や隣接する火力発電所で行っています。これは、クレーンを操作する人に、無線機を使いながら進む方向や距離を伝え、合図をする仕事です。安全面では非常に重要な役割で、クレーン操作者は私の合図を信用して動くので、ひとつのミスが致命的になることもあり、とても緊張感のある仕事です。

― 仕事のやりがいは何でしょうか?

責任のある仕事を任せてもらえていることですね。最初は覚えることが多くて苦労したこともありましたが、イラストや名称を手書きで書いた自分用の教科書を作ったり、わからないときは先輩にその都度聞きにいったりして、乗り越えてきました。緊張感のある仕事ですが、休憩時間にはフレンドリーな先輩方とリラックスした時間を過ごすことができ、メリハリをつけて働くことができます。そうした環境も、自分の仕事のやり方に合っていて、この会社に入ってよかったなと思える点ですね。

学生時代の友達や家族がいるから秋田で働きたいと思ったと語る能登さん

― 今後の仕事の目標はありますか?

目標は大型トラックのドライバーになることです。免許の取得要件にはあと2年必要なので、その間に荷物の取り扱いを覚えたり、玉掛け技能士やフォークリフトの資格を取得したりしていきたいです。弊社の資格取得制度ではしっかりサポートしてくれるので、今の仕事の領域に限らず様々な資格取得にチャレンジしていきたいです。それと、大型トラックの免許取得までに、何らかの仕事で班長という役割を経験してみたいです

― 最後に、秋田で働こうと思ったきっかけと魅力を教えてください!

私は長男ということもあって、もともと県外に出ていくことは考えていなかったんですが、学生時代に仲がよかった友達が県内に残っていたので秋田で働こうと思いました。やっぱり秋田は静かでいいところだなと思いますね。休みの日は、友達と秋田市に遊びに行ったり、県北へドライブして風景を撮影したりしています。弊社は他の同業他社に比べて給与が高いので、実家に入れるお金、生活費、貯金を差し引いても手元に残ります。そのおかげで、休みの日はやりたいことができますし、休日にリフレッシュできると仕事も頑張れるので、良い循環が生まれていますね

最後にWE LOVE AKITAポーズ♡

編集長・みのりの一言コメント

「社員にはどんどんチャレンジしてもらいたい」、「ひとつの仕事に限らず多種多様に対応ができる人材になってほしい」など、與語専務からは若い人たちが遠慮せずに新しいことに挑戦して、成長していってほしいという気持ちがびしびし伝わりました!入社1年目の能登さんも19歳とは思えないしっかりした考えと目標を持っていて、切磋琢磨し合える仲間にきっと出会える会社だと思いました。

動画紹介

▼今年に公開されたテレビCM!

▼秋田県移住・定住促進課のインターンシップ動画

会社概要

会社名能代運輸株式会社
代表取締役社長與語 忠道(よご ただみち)
創業年月日昭和25(1950)年6月
本社所在地秋田県能代市河戸川字北西山144番地の2
従業員数248名(男性222名、女性26名) ※2019年4月1日時点
平均年齢40.5歳 ※2019年4月1日時点
平均勤続年数11年 ※2019年4月1日時点
業種運輸業
事業内容一般貨物自動車運送事業
一般港湾運送事業
能代火力構内本船荷役作業
構内作業請負
貨物運送取扱事業
米穀事業
産業廃棄物収集運搬業
通関業
船舶代理店
倉庫業
素材生産事業(伐採事業)
若手社員が所属する職種長距離・近距離トラック運転手
林業作業員
林業素材生産管理
業務事務(総合職)
一般作業員
倉庫作業員
物流担当
運送事務
総務・労務担当事務員
入社後の研修あり
賞与年2回
昇給年1回
勤務時間8:00~17:00(変形労働時間制)
休暇年間105日(土曜は2~3回/月、日曜、祝日、夏季、年末年始)
給与15~35万 ※職種や経験に応じて異なります
福利厚生健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険、社員親睦会(家族新年会、家族レクリエーション)、旅行会、サークル活動(野球他)、退職金共済、制服貸与、各種資格取得補助制度、社内研修制度
ホームページhttps://www.noshirounyu.co.jp/index.htm
企業PR当社の基本理念は、「”人財”の育成」です。社内外の研修への参加、各種資格取得を積極的に推進しています。チャレンジ精神旺盛な方を待っています!

本社所在地

秋田県就活情報サイト KocchAke!

秋田県内企業の就活情報が満載のサイトです。
気になる方はこちらをご覧ください。
(能代運輸株式会社のページはこちら。)

文:渡部 みのり
写真:竹内 カンナ、じゃんご、渡部 みのり

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